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2016年09月26日

ツール・ド・三陸

9月25日に開催された岩手県陸前髙田で行われた「第5回ツール・ド・三陸」に参加して来ました。
前々からこのイベントでボランティアスタッフをやっているお友達に誘われていたのですが、なかなか予定が合わなかったのでした。
でも今年は日程が少し前倒しになり、上手く都合も合ったので初参加となったのです。
でも前日の受付にどうしても行かれず、当日早朝に着いて参加という強行軍となっちゃいましたが(汗)

朝6:30に受付を済ませ、ゼッケン付けたりお友達に会ったりして開会式を待ちます。
結局今回は何人くらい参加だったんだろう?
Mt.富士HCのような状況かと思っていたけど、全然違って拍子抜けでした(^^;)

ツール・ド・三陸
開会式。
今回はチーム右京の片山右京さんや日向涼子さん、別府史之選手も参加して楽しそうに走ってましたよ。

ツール・ド・三陸
そんでもって私的な目的のひとつは、このtoi toi toiジャージを着て東北を走ること!
まずは一ヶ所完了です。(笑)

スタート/ゴールは、開会式も行われた陸前髙田市役所にあるコミュニティセンター前。
今回私が参加したのは「健脚Bコース」 (距離49.8km、獲得標高760m、上り平均勾配4.2%)
ツール・ド・三陸

スタートは、コースごとに分かれて出発です。
更にその場に居合わせた15人を一つのグループにして“グループ走行”が基本なのだそうです。
受付した頃はまだ肌寒かったけど少しずつ天気も回復し、走る頃にはお日様が出てました(^o^)/

ツール・ド・三陸
ツール・ド・三陸
ツール・ド・三陸

大してイベントには参加してませんけど、沿道の市民の皆さんの応援が多いのなんの!!
小さい子供たちからご高齢の方まで、ホントに大勢の皆さんに応援していただきました。
「おはようございます」「こんにちは」「ありがとう」って・・・
言い続けた大会初めてです。市民の皆さんに注目されてるんだなって肌で感じ、人の温かさを実感することが出来ました。

暫くしてエイドステーションに到着。
ここでは・・・何だっけ?特別な鶏肉のナゲット・・?
ツール・ド・三陸
美味しかったと言いたいだけなんですけど!!

ここから海の方へ歩いて行くと展望台があって、太平洋の美しい風景を楽しむことが出来ます。
ツール・ド・三陸
ツール・ド・三陸

ここまでは内陸中心でしたが、ここからは所々で海沿いを走ります。
海沿いの道はどこに行ってもアップダウンの連続です。もちろんここも。
突然出てくる急坂とかダラダラ登る坂などがあって嫌なんですが・・・楽しめました(爆)
そう、嫌だけど嫌じゃないんです(^-^)v

ツール・ド・三陸
ツール・ド・三陸
ツール・ド・三陸
ツール・ド・三陸
海沿い、すなわち津波の爪痕にも遭遇するわけです。
山間の道とは違い、砂利の山や立ち入り禁止の看板が多く目に付きます。
そして人が住んでないから、あんまり人に出会いません。

ツール・ド・三陸
30kmを過ぎたあたりに第2エイドステーションがあります。
ここでは牡蠣、牡蠣入りおにぎり、おやきなどが振る舞われていました。

ツール・ド・三陸
牡蠣の塩味が沁みます。

ツール・ド・三陸
おやきは、海藻とカレーの2色。どっちも美味しかった!

そうそう、グループ走行と言ってましたが、最初のエイドステーションに着く前に本隊からはぐれてしまい・・・
ちゃんと言うと上りが遅めの方がいて、その人に合わせて走っていたらどんどん離されちゃったんです。
それは別に構わないんですが、後続のグループがどんどん追い抜いて行くので「そんなら抜いちゃえ」って追い抜いて、
そこからほぼ単独走行でした。
もちろんどこかのグループにくっついたり離れたりしながら。
でも普段もそんな感じだから、まあ適当にって感じです(笑)

ツール・ド・三陸
ツール・ド・三陸
ここの景色はとっても綺麗でした。
みんな停まって写真撮ってましたよ。

ツール・ド・三陸
ツール・ド・三陸
あとはひたすら走るのみ。
ゴールまでは少し上ります。ゴール前の上りは・・・キツいんだよなー!

そして無事にゴール。
出来れば「スタート/ゴール」の横断幕をくぐりたかったなあ~。
タイムを計っていた訳ではないから所要時間は分かりませんが、休憩込み3時間半というとこかな?
完走証いただきました!
ツール・ド・三陸

一服してお友達と別れてから、まずは「奇跡の一本松」を見に行きました。
ツール・ド・三陸
ツール・ド・三陸
市役所から海へ向けて走ります。
早朝3:30頃に着いたんですが、同じ場所を走ってました。
真っ暗で何があるのか全く分かりません。
うちのカーナビのソフトが古くって(震災前)、地図と実際の道は違っていました。
所々の交差点が同じだったりすると「あー、ここにコンビ二あったんだー」とか、震災前の情報を見ながら全く違う道を走るというギャップを感じながら走りました。
奇跡の一本松には、近くの駐車場から徒歩で10分弱の場所にあります。

ツール・ド・三陸
ツール・ド・三陸
ツール・ド・三陸
この周りは震災時のままに残そうとしている風でした。
これを残すために結構予算がかかったそうで賛否両論あったそうな。
シンボルを残すか否か。悩ましいですね。
その他、この周りにはいくつも津波の爪痕が残ってました。

ツール・ド・三陸
何かのお店だったんですかね?
その奥に立ってる一軒家がちょっと気になります。
建てて大丈夫なの?
大丈夫だから建ってるんでしょうけど。

ツール・ド・三陸
海側には防潮堤がびしっと。

ツール・ド・三陸
ツール・ド・三陸
ツール・ド・三陸
ツール・ド・三陸
元・道の駅だった場所だそうです。
ここもこのまま残されるみたいです。

ツール・ド・三陸
海岸線に立つ廃墟。
これを夜中に見たとき、ちょっとギョッとしました。

ツール・ド・三陸
でも綺麗にしようと道端に花壇が(^-^)

昨年、石巻に行ったとき「復興とは何の(誰の)ためのことなのか」と思いましたが、今回はまだそこまでたどり着いてない状況なんだなと思いました。
やっと区画の整理が出来てきたとこみたいだし、写真は撮りませんでしたが津波が押し寄せたであろうギリギリの辺りの民家は、今でも壁にブルーシートとか張って住まわれているようなところもありました。
市では施設を作っているみたいですが、どこも空家らしい。
コミュニティセンターのすぐ横にも立派な建物が何棟もありましたが、入居者はまばらだそうです。
ツール・ド・三陸

やっぱり自分が暮らした場所に帰りたいんだろうなあと思いますが、そこは前とは全く別の場所に様変わりしてしまって。
もし自分だったらどうするかなって考えました。
横浜好きだから、どんなことがあっても同じ場所で住めるようにする?
ここを訪れる前なら住みたいって思ってると思いましたが、今はその決断をする自信ないです。
残念だけど“危険な場所”ってことになっちゃったのかな。
海の見えない海岸沿いの道も嫌い。けど、命の方が大事。
思う理想と、そうは出来ない現実のギャップを埋める術が・・・まだ見当たらない、そんな感じがしました。
一本松を訪れながら「もし、今また同じ規模の地震が来たらどうする?」って・・・思わずにはいられませんでした。

頑張ってほしいなあ、三陸。
前とは違う形になっちゃうだろうけど、でも新しい未来を創って欲しいですね。
進化の形を見るためにも、また行きたいと思った今回の初参加でした。

ツール・ド・三陸
今回のゼッケンです。
朝受け取って何書いていいやら思いつかず白紙のまま走りましたが、次回は何か書いて走ろうと思います。
他にも三陸で行われている自転車イベントがあるようなので、またお邪魔しようと思います。
頑張れ、東北!!




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