2010年10月21日
非情事態発生!
書くかどうか迷いましたが、これを書いて一区切りつけようと思いました。
なんのこっちゃ?ですよね。
昨日、大変なことが起きました。
仕事に向かうため、いつものように車のドアを開けて、座って、ドアを閉めて、イグニッションにキーを差し込んで回しました。
エンジンがかかりました。
その途端、エンジンルームから「ドタガタッ、ギャ!」と音がしたのです。
すぐに分かりました。猫です。
すぐにエンジンを切ってボンネットを開けて様子を見ます。
最悪の光景を想像していたのですが、至って普通。
大体、猫の姿はどこ?
最近の車のエンジンルームって狭いから覗くのも大変です。
下を覗いてみても何も滴ったりしてないし・・・
おかしい(?_?;)
中をあらゆる方向からみてみたら、いました。
フロントグリルのちょうど裏(中)の隙間に横たわっています。動きません。
状況説明は省略します。
とにかく動きません。
さーて、どこから手をつけるか?
車?、猫?
そりゃ猫でしょ。かんがえるまでもない。
ではどうすれば?
猫を引っぱり出すにしてもどこかしらを外さないと無理なので、まずはディーラーさんへ連絡。
とりあえず車を持って行くということになる。
しかし、この状況でまたエンジンをかけて良い訳もなく、JAFさんに出動要請。
1時間後と言われたが仕方ないので待ちました。
その間に、仕事をどうするか、猫をどうするかを決めなくてはなりません。
ディーラーさんから「保健所に車ごと直接って出来ませんかね?」と、ご提案。
早速近くの保健所に連絡。
状況を説明する。その結果は・・・
「猫が死んでいる場合は保健所で引き取りますが、道路で死んでいたという状況とは違うためこの場合はナントカカントカ(意味が分からなかった)の管轄になるため、手続きや費用が発生する場合があります」と。そして、
「猫が生きている場合は、まずこちら(保健所)の指定する病院にお客様が連れて行って下さい。処置後“首輪がある場合は迷い猫かどうか”チェックします。その後こちらで引き取ることは出来ますが、その場合は安楽死処分になると思って下さい」と、いとも簡単にお話し下さいました。
でね、私が聞きたいのは「いまこの状況からどうしたら良いか?」を聞きたかったのですが、(言葉は違いますが)猫を車から出すのは自分でやれと言われました。
ディーラーに車を持ち込むので、その場に保健所の人、あるいは保健所が指定するというお医者様に来て貰えないかと聞いても出来ませんだって。
どういうこと?
その対応でいいワケ?
明らかに困ってたんですよ、私は。
でも完全に線引かれたカンジ。
あ、これ文句に聞こえると思いますが・・・聞こえますよね(苦笑)
「保健所の対応に疑問を感じている」って思って下さい。別に怒ってませんから。
話を戻します。
結局、ディーラー頼み状態になってしまったワタシ。
恐らくこの状況では仕事に行くのは無理と判断し、仲間にヘルプ要請し請けて貰いこちらは一段落。
そんなことしてるとJAFの爽やかなお兄さん到着!
なんか白馬の騎士が現れた気分です(ワタシャお姫様とかじゃないが)。
一緒に車の状況を見て貰い、多分ダメなんじゃないかとお兄さん。
こういう事例はこれから寒くなるにつれて増えてくると言ってました。
とりあえず車を牽引します。
なんか凄いハイテク車だった。
ワイヤレスリモコンで操作して、ちょちょちょーって車をつないじゃった!
お見事!
そしてディーラーに到着!
イレギュラーな出来事なので結構待たされる。
そして電話で話した方とようやくお話し出来た。
その方は保健所の対応に「冷たい」って怒ってた・・・(立場的にその気持ちも分かる)
結局、工場が空かないことには作業が出来ないので「とりあえずこちらでやっておきます」と。
「え、いまやらない(やれない)の?」と思いました。
もし生きていて、今なら助かるかもしれないのに・・・でも順番だから後回し。
私はここまでずっと猫優先で物事を考えてきたので、また線を引かれた気分。
最終的にJAFにお金払って(会員じゃなかったから、会員にもなってやった)、ディーラーを後にしました。
歩きながら考えました。
みんながちょっとずつだけでいいから、ホントは超えちゃいけないんだけど線を越えて猫のためを考えてくれないのか?と。
でも逆も考えました。
仮に生き延びたとして、それが良かったと言えるのか?と。
猫の人生(猫生?)なんで、周りが決められることではないのですべては想像や想いや願望からしか生み出されないんですが、何だか悲しい気持ちになりました。
非情事態!です。
我が家にも猫がいます。
せまーい隙間や箱にムギュって入るのが好きらしく、よく思いもよらぬ場所から出てきたりします。
それがたまたま私の車のエンジンルームだっただけのこと。
だけど、やりきれません。
夕べ遅くにディーラーさんから連絡あり。
「虫の息でしたが、こちらでお医者さんに連れて行きました。ここから先は市(保健所)の方でやってくれるみたいですよ」
とのご報告。
連れてってくれてありがとう。保健所さんもありがとう。
だったら、その気持ちを伝えてよ!
みんな仕方なくやってるの分かってます。私もちょっとは大人だから。
だったら仕方なくても良いから、もっと思う事や可能性を言って欲しかった。
こうなると途端に悔しくなる。
誰にも責任はないんだと思います。
猫にも私にもディーラーにも保健所にも。
でも猫の猫生(?)を狂わしたのだけは事実として残りました。
生きるものが、それらしく一生を終われることが何よりも幸せだと思うので申し訳なかったという思いです。
今朝、夢を見ました。勿論、猫の夢。
五体不満足ながらよちよち歩く姿・・・場合によってはうちで引き取ろうかと思いながら猫を抱き上げるワタシ。
顔を合わせる前に目が覚めました。
なんのこっちゃ?ですよね。
昨日、大変なことが起きました。
仕事に向かうため、いつものように車のドアを開けて、座って、ドアを閉めて、イグニッションにキーを差し込んで回しました。
エンジンがかかりました。
その途端、エンジンルームから「ドタガタッ、ギャ!」と音がしたのです。
すぐに分かりました。猫です。
すぐにエンジンを切ってボンネットを開けて様子を見ます。
最悪の光景を想像していたのですが、至って普通。
大体、猫の姿はどこ?
最近の車のエンジンルームって狭いから覗くのも大変です。
下を覗いてみても何も滴ったりしてないし・・・
おかしい(?_?;)
中をあらゆる方向からみてみたら、いました。
フロントグリルのちょうど裏(中)の隙間に横たわっています。動きません。
状況説明は省略します。
とにかく動きません。
さーて、どこから手をつけるか?
車?、猫?
そりゃ猫でしょ。かんがえるまでもない。
ではどうすれば?
猫を引っぱり出すにしてもどこかしらを外さないと無理なので、まずはディーラーさんへ連絡。
とりあえず車を持って行くということになる。
しかし、この状況でまたエンジンをかけて良い訳もなく、JAFさんに出動要請。
1時間後と言われたが仕方ないので待ちました。
その間に、仕事をどうするか、猫をどうするかを決めなくてはなりません。
ディーラーさんから「保健所に車ごと直接って出来ませんかね?」と、ご提案。
早速近くの保健所に連絡。
状況を説明する。その結果は・・・
「猫が死んでいる場合は保健所で引き取りますが、道路で死んでいたという状況とは違うためこの場合はナントカカントカ(意味が分からなかった)の管轄になるため、手続きや費用が発生する場合があります」と。そして、
「猫が生きている場合は、まずこちら(保健所)の指定する病院にお客様が連れて行って下さい。処置後“首輪がある場合は迷い猫かどうか”チェックします。その後こちらで引き取ることは出来ますが、その場合は安楽死処分になると思って下さい」と、いとも簡単にお話し下さいました。
でね、私が聞きたいのは「いまこの状況からどうしたら良いか?」を聞きたかったのですが、(言葉は違いますが)猫を車から出すのは自分でやれと言われました。
ディーラーに車を持ち込むので、その場に保健所の人、あるいは保健所が指定するというお医者様に来て貰えないかと聞いても出来ませんだって。
どういうこと?
その対応でいいワケ?
明らかに困ってたんですよ、私は。
でも完全に線引かれたカンジ。
あ、これ文句に聞こえると思いますが・・・聞こえますよね(苦笑)
「保健所の対応に疑問を感じている」って思って下さい。別に怒ってませんから。
話を戻します。
結局、ディーラー頼み状態になってしまったワタシ。
恐らくこの状況では仕事に行くのは無理と判断し、仲間にヘルプ要請し請けて貰いこちらは一段落。
そんなことしてるとJAFの爽やかなお兄さん到着!
なんか白馬の騎士が現れた気分です(ワタシャお姫様とかじゃないが)。
一緒に車の状況を見て貰い、多分ダメなんじゃないかとお兄さん。
こういう事例はこれから寒くなるにつれて増えてくると言ってました。
とりあえず車を牽引します。
なんか凄いハイテク車だった。
ワイヤレスリモコンで操作して、ちょちょちょーって車をつないじゃった!

そしてディーラーに到着!
イレギュラーな出来事なので結構待たされる。
そして電話で話した方とようやくお話し出来た。
その方は保健所の対応に「冷たい」って怒ってた・・・(立場的にその気持ちも分かる)
結局、工場が空かないことには作業が出来ないので「とりあえずこちらでやっておきます」と。
「え、いまやらない(やれない)の?」と思いました。
もし生きていて、今なら助かるかもしれないのに・・・でも順番だから後回し。
私はここまでずっと猫優先で物事を考えてきたので、また線を引かれた気分。
最終的にJAFにお金払って(会員じゃなかったから、会員にもなってやった)、ディーラーを後にしました。
歩きながら考えました。
みんながちょっとずつだけでいいから、ホントは超えちゃいけないんだけど線を越えて猫のためを考えてくれないのか?と。
でも逆も考えました。
仮に生き延びたとして、それが良かったと言えるのか?と。
猫の人生(猫生?)なんで、周りが決められることではないのですべては想像や想いや願望からしか生み出されないんですが、何だか悲しい気持ちになりました。
非情事態!です。
我が家にも猫がいます。
せまーい隙間や箱にムギュって入るのが好きらしく、よく思いもよらぬ場所から出てきたりします。
それがたまたま私の車のエンジンルームだっただけのこと。
だけど、やりきれません。
夕べ遅くにディーラーさんから連絡あり。
「虫の息でしたが、こちらでお医者さんに連れて行きました。ここから先は市(保健所)の方でやってくれるみたいですよ」
とのご報告。
連れてってくれてありがとう。保健所さんもありがとう。
だったら、その気持ちを伝えてよ!
みんな仕方なくやってるの分かってます。私もちょっとは大人だから。
だったら仕方なくても良いから、もっと思う事や可能性を言って欲しかった。
こうなると途端に悔しくなる。
誰にも責任はないんだと思います。
猫にも私にもディーラーにも保健所にも。
でも猫の猫生(?)を狂わしたのだけは事実として残りました。
生きるものが、それらしく一生を終われることが何よりも幸せだと思うので申し訳なかったという思いです。
今朝、夢を見ました。勿論、猫の夢。
五体不満足ながらよちよち歩く姿・・・場合によってはうちで引き取ろうかと思いながら猫を抱き上げるワタシ。
顔を合わせる前に目が覚めました。
Posted by ponta at 12:35│Comments(4)
│いろんなこと
この記事へのコメント
たいへんだったね。
昨日のツイートみてからずっと気になっていて、メールしようかと思っていたの。
猫もpontaさんも不運だったとしか・・・
決して自分を責めないで。
どうにもできないことだもの。
人ありきの中で、だからこそ、システムや手続きよりも小さな命を心から大事に思ってくれる人がこれからもっと増えますように。
pontaさんの想いはちゃんと猫にも伝わっていると思うよ。
元気だして飲んでね。
なんか、うまく表現できなくてごめん。
昨日のツイートみてからずっと気になっていて、メールしようかと思っていたの。
猫もpontaさんも不運だったとしか・・・
決して自分を責めないで。
どうにもできないことだもの。
人ありきの中で、だからこそ、システムや手続きよりも小さな命を心から大事に思ってくれる人がこれからもっと増えますように。
pontaさんの想いはちゃんと猫にも伝わっていると思うよ。
元気だして飲んでね。
なんか、うまく表現できなくてごめん。
Posted by さとゆみ at 2010年10月21日 21:27
>ゆみちゃん
ありがとう!
この記事書きながら悔し涙を流しました。
命に対する感覚が皆おかしんじゃないかと。
あの時は自分も仕事大事だったけど、放っておけないじゃない?
なんか世の中間違ってるんじゃないかと思わされた瞬間です。
>元気だして飲んでね。
“飲んでね”は嬉しい表現です!
ありがとう!
この記事書きながら悔し涙を流しました。
命に対する感覚が皆おかしんじゃないかと。
あの時は自分も仕事大事だったけど、放っておけないじゃない?
なんか世の中間違ってるんじゃないかと思わされた瞬間です。
>元気だして飲んでね。
“飲んでね”は嬉しい表現です!
Posted by ponta at 2010年10月21日 23:09
pontaさん、本当にたいへんでしたね。
もう死んでしまっているならまだしも、生きているかもしれない状況なのに、そのことを最優先にしてくれない保健所のお役所仕事、それに「順番」を優先するディーラーの都合。。。
pontaさんが言うように、みんなが少しずつでも通常の手続きよりも命を優先させる、という気持ちで動いてくれたら、ちがっていたのかもしれないのにね。。。
でもpontaさんは、お仕事もあるのに命を最優先にして出来る限りのことをなさったじゃないですか~。
「猫の猫生を狂わせた」というより、本当にしかたのなかったことだと、猫ちゃんの運命で寿命だったのだと思いましょうよ。。
よく道に飛び出してはねられてしまう猫ちゃんもいますが、あれも猫も車もどちらも悪くない、しかたのないこと。。。
どうぞ、元気をだしてくださいねー!!
もう死んでしまっているならまだしも、生きているかもしれない状況なのに、そのことを最優先にしてくれない保健所のお役所仕事、それに「順番」を優先するディーラーの都合。。。
pontaさんが言うように、みんなが少しずつでも通常の手続きよりも命を優先させる、という気持ちで動いてくれたら、ちがっていたのかもしれないのにね。。。
でもpontaさんは、お仕事もあるのに命を最優先にして出来る限りのことをなさったじゃないですか~。
「猫の猫生を狂わせた」というより、本当にしかたのなかったことだと、猫ちゃんの運命で寿命だったのだと思いましょうよ。。
よく道に飛び出してはねられてしまう猫ちゃんもいますが、あれも猫も車もどちらも悪くない、しかたのないこと。。。
どうぞ、元気をだしてくださいねー!!
Posted by やまちー at 2010年10月22日 11:24
>やまちーさん
ありがとうございます。
ホントにみんなそれぞれの都合がありますからね~。そんな事百も承知だい!って感じです(~_~;)
その後、猫がどうしたかは知らないそうです。
何だか切ないですな…
ありがとうございます。
ホントにみんなそれぞれの都合がありますからね~。そんな事百も承知だい!って感じです(~_~;)
その後、猫がどうしたかは知らないそうです。
何だか切ないですな…
Posted by ponta at 2010年10月23日 06:11